スネオヘアー初主演映画の原作ということで読んでみました。
薬と酒が手放せない躁鬱病で分裂病の僧侶・浄念が、若い頃に傾倒した音楽にもう一度取り組むべく、寺のある待ちでのライブをおこない…という話。
「アブラクサス」とは「神、太陽、天使、デーモンを象徴する古代の神霊の名前」らしい。(>>wiki「アブラクサス」より)
…どうも、浄念とスネオを重ねてしまって普通に読めなかった。(全裸で三面鏡の前に座ってるとか大丈夫かな、ちゃんと痩せてから撮影できたかな、とか考えちゃって;)
「読書記録」タグアーカイブ
【本】モノレールねこ/加納朋子
加納さんて確か「日常の謎」系ミステリだったな、と思って読み始めたら、ちょっと毛色がちがかった。
家族に関する短編8つ。ほのぼのちょっと笑えて温かい一冊。「バルタン最期の日」がお気に入り。
【本】びっくり館の殺人/綾辻行人
ミステリーランドシリーズより。…表紙こわいなー。
わりと最初のうちにトリック自体は分かってしまった。薄ら寒い感じ、得体の知れないものを前にしたときの不気味な感じが全体を覆う。ホラーとかオカルトに近い? 感じで、後味はよくないです。ただ、それだけの雰囲気が読後にもしっかり残りました。
【本】廃墟建築士/三崎亜記
ちょっと不思議な、「世にも奇妙な物語」のような、建物にまつわる物語4編。全体的に少し寂しさや重さが伴う。夜になると図書館が野生を取り戻し本が羽ばたき出す…という「図書館」はとても面白かった。
【漫画】清々と(1)/谷川史子
年末年始に読んだものを一気にアップしております。
あこがれの鈴蘭女学園に通いはじめた清(さや)を中心とした連作短編集。礼拝堂があって挨拶が「ごきげんよう」で女子校で…というとどうしてもあの小説が浮かんでしまう!(元祖はクララ白書とかなんですかね?) さわやかでかわいらしい学園ものです。
谷川先生の描く、セーラー服のリボンが好き。あのぷくっとした感じ。本当にあんな風に結べるならセーラー服着ておきたかったなぁ。