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ゲキ×シネ「薔薇とサムライ」


ちょっと前なんですが、新宿バルト9でゲキ×シネ「薔薇とサムライ」を見てきました。

ゲキ×シネというのは、劇団☆新感線の舞台をデジタル録画・編集して、映画館の大きなスクリーンで上映される映像作品のことです。舞台は舞台で生の魅力や迫力という良さはあるのだけれど、こちらはこちらで役者さんの表情のアップやカット割のかっこよさ等々、違う楽しみ方が出来ます。

地中海で大暴れする女海賊アンヌ(天海祐希)とその用心棒・石川五右衛門(古田新太)。
ある日、アンヌは某国の王位継承者だと言うことを知らされ、女王になることに。
しかしそこには国政を仕切るブライボン伯爵たちの陰謀が……!(超ざっくり)
…というはなしなんですけど、これぞ愉快痛快エンターテインメント!
笑ってハラハラしてスカッとする、勧善懲悪大団円!
舞台なんか興味ないわって人でも絶対楽しめると思う。

しかしまあなにしろ天海祐希がカッコイイ。夢みたいにカッコイイ。
女王になって初の舞踏会で政敵に着慣れぬドレスを破かれ、五右衛門の機転でシャツ+サブリナパンツ(的なもの)姿でひとりフラメンコを踊り出すシーンなぞもう…! 気づかぬうちに胸の前で手を組んでた。うっとり。宝塚にハマる人ってこんな気持ち?ねえこんな気持ち?
古田さんや橋本さん、高田さんの安定感もすばらしくて、こちらもうっとり。

時間は3時間overなので、舞台と同様途中で休憩があります。
あと、ゲキシネは通常の映画料金よりちょっとお高め(一般2500円)。
それだけのお金と時間を費やしても見る価値があると思います!

>劇団新幹線
>ゲキ×シネ「薔薇とサムライ」

【映画】かいじゅうたちのいるところ

kaijuu

>>映画「かいじゅうたちのいるところ」オフィシャルサイト

母と姉と暮らす少年・マックス、家族が構ってくれない寂しさからケンカをして家を飛び出してしまう。船に乗って海へ、嵐を越えてたどり着いた島でかいじゅうたちに、マックスは「自分は王様だ」と名乗り…

マックスもかわいいけど、特にかいじゅうたちの表情がすばらしい。かわいいのにダイナミックなジャンプとアクションに唖然としつつちょっと笑ってしまう。
子供の頃は子供なりの論理があったはず、今はもう覚えていないけれど。分かってるのに分かってもらえなくて地団駄ふんで、気持ちを表現する術を知らなかった。
ストーリーはとてもとてもシンプル。で、とにかくかわいい。かわいくて恐くて無邪気で残酷で勝手でたまにどきっとさせられて、まるで子供そのものみたい。

【映画】空気人形

kuuki

>>映画「空気人形」オフィシャルサイト

生命は
自分自身で完結できないように
つくられているらしい
花も
めしべとおしべが揃っているだけでは
不充分で
虫や風が訪れて
めしべとおしべを仲立ちする

生命はすべて
そのなかに欠如を抱き
それを他者から満たしてもらうのだ
(「生命は」吉野 弘(一部抜粋))

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【映画】沈まぬ太陽

sizumanu

>>映画「沈まぬ太陽」オフィシャルサイト
軽く迷子になりつつ日比谷に降り立つ午前9:30。お仕事繋がりの方に誘われて「沈まぬ太陽」の初日舞台挨拶を見に来てみました。舞台挨拶とか人生初! 公開初日朝イチ映画館なんていうのも人生初ー! 

原作未読のあげく告知等も未見のため前日に内容を調べて、日航機墜落の件が大きく扱われているのを知ってちょっと怯む。
自分が群馬出身ってのもあるし、「日航ジャンボ機墜落―朝日新聞の24時」のボイスレコーダー記録が軽いトラウマで。小学生が読んじゃだめだわあれ。淡々と綴られた無機質な活字が不気味で鳥肌+ぼろ泣き。
映画はそれだけがメインというわけではなく、主人公・恩地の仕事と人生と信念の人間ドラマでございます。

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