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スーパーエッシャー展

 渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムでやってる「スーパーエッシャー展」を見に行く。休日はチケット購入からめっさ混んでると聞いてたので、あらかじめ品川駅で当日券を購入しておいて、行列を横目にすらっと入場。でもやっぱり中は激混み。 鑑賞ガイド用にニンテンドーDSをレンタルできるんです。コレが非常によかった。新しいねえ。
 行列に並ぶ感じでゆっくりじっくり順番通りに見てたら2時間半も経ってた。そして閉館時間を過ぎていた。見てる間はそんなに疲れなかったなあ。でも、エッシャーノートのところはもうちょっとじっくり読みたかったな。
 展示は分かりやすい順序で並べてあって、だんだん、私の知ってる(図工・美術の教科書に載ってた)エッシャーの版画になっていく。特に正則分割あたりからが抜群におもしろかった。CGみたい、とか、CGならオブジェクトひとつを作るだけで…とか思っちゃうんだけど、コレは平面でモノクロで版画なんだよね。しかも木版が多い。実際の制作風景のVTRで、拡大鏡を使いながら掘ってる様子はその緻密な作業に驚かされる。
 「深み」「でんぐりでんぐり」とか非常にかわいくて、あと壁に貼ってあった言葉にも描いてあったけど、この人はとても遊び心に溢れた人なんだな、と思う。悪魔の表情も妙にかわいい。
 版画、芸術ってよりも、デザインっていう面が強い部分もあって、非常に興味深い。お札のデザインとか、いいな。学校の柱にタイルのデザインが採用されてるのも素敵だった。あんな学校に行ってみたい。

スーパーエッシャー展 -ある特異な版画家の軌跡