シベリア少女鉄道vol.24「ほのぼの村のなかよしマーチ」

わくわく山のほのぼの村では、にんげんも、どうぶつたちも、やさいも、くだものもみんな友だち
ところがある日、村に大きなあらしがやってきたからさあたいへん
お空はたちまち荒れもよう、お庭のかきねもふきとばされて、こまったこまったむすめさん
でも、みんななかよし、あの子が大すき、ゆうきのラッパをぱぱらぱら
たまにはけんかもするけれど、ちからをあわせてどうにかしよう
(公演チラシより引用)

@新宿シアターブラッツ

シアターブラッツは初めて行く劇場でした。なかなかにコンパクト。
舞台が客席とフラット、だった気がする。青空の背景と草花の書き割り、上手にログハウスと机と椅子のちんまりしたセット。
そこへ出てくるのは、赤ずきんのメリーと青ずきんのハンナ、異国のお嬢様アリサ(エルサだっけ?)、おばあさん。
それから、チャーリー、トムおじさん、くまさん、とりさん、トマトさん。
「みーんななかよし!」な感じのわざとらしい台詞まわし、セットもタイトルもチラシも登場人物も、児童演劇のよう。
さあ、ここからどう来る?

この先はネタバレを含みます。

ステージの奥から突然怒鳴り声が響く。それとは無関係に女優陣のほのぼのお芝居は続く。
幾度目かの怒声のあと、舞台裏で殴られた男がふっ飛ばされたはずみで背景布を掴んでしまい、ほのぼの村の奥にはヤクザの男たちの集まる組事務所、というか楽屋? が現れる。それとは無関係に女優陣のほのぼの(略
2人対2人で言い争う男たち。争点は、ほのぼのステージ上でいかに女優と美味しい目にあうかどうか。

美味しい役目を奪うため、衣装を替え台本を持ったまま舞台に立ってみたり、
「ちょっと抱きつかれる」から
「自ら鏡をスカートの下へ」
「スマホを連写モードでスカートの下へ」
「楽屋で女優が食べ残したお菓子を食べる」
「トイレに聞き耳を立てる」等々エスカレート。それとは無関係に(略

さらには、どう見ても北○武のモノマネをしている藤原さんが伝説のヤクザとして登場し、ド変態っぷりで男たちを沸かせる。

これどうなっちゃうの…と思ってたところで、女優陣が本性を現す。
メリーとハンナはずきんをはずし、おばあさんはズラをとる。彼女たちもまたその筋の者だった。
そこからは極妻。女たちの戦いも始まる。

そしてだれもいなくなった舞台に、途中で殺されたアリサ(?)が
金髪ヅラのまま振袖姿で謎の演歌を歌いきり、深々とお辞儀―――。

ほのぼのしたイラストのチラシ表と、「最っ低…!」とつばを吐くメリーが描かれた裏面、っていう、まさにコレ。
未就学児童入場不可ってこういうことか。まさかの下ネタ。そういえばこんな露骨な下ネタってなかったな。ひどい、ひどいよ!(ほめてる)

あと組事務所が現れるのが割と早い段階だったからどうなるのかと思った。そこに現れる藤原さんという飛び道具、女優陣の変貌、外人女性(役)の演歌、というたたみかけで、じわじわ笑いが止まらない。
下ネタがひどい(笑)ではあるんですけど、なんだかすごくちゃんと演劇だなー!と。「…え!?」ってお口ポカーンになっちゃう系も好きですけど、今回もすごく楽しかったです。

メリー、というか、小関さんのトマトのやろうを睨むあの顔、最高です! 公演終了後にTwitterに流れてきて、また吹いてしまった。

(演出の土屋さんのTweetを引用させていただきました!)

次は2015年4月に吉祥寺シアターだそうです。楽しみ!


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